2010年10月30日土曜日

10/29金曜 白ツブ、ブロッコリーのパスタ

パスタ料理の一つに「spaghetti aglio olio e peperoncino」てぇのがある。「スパゲティ ニンニク 油、とんがらし」の意。

あんまし「具」が少ないので「絶望のパスタ」とも言うそうで「ニンニク、とんがらし、油」あと色合いに「パセリ」も入るけど、基本は「ニンニク、とんがらし、油」だけ。日本食の「バターライス」とか「もり蕎麦」とか「潮汁」とかと通ずる、シンプルかつ奥の深い料理であります。

ニンニクの形、大きさ。とんがらしの形、大きさ、種の有無。油の質、量。パスタそのものの味、形、茹で方。仕上げる時の茹で汁の量、処理。それぞれのちょっとしたことで、味が変わってく。言い出したらきりがない。結果、「スノッブ」のような奴らが現れ、あれこれ人のやる事にケチつけて「俺が一番」とか言う奴も出てきて、鬱陶しくもあるけど。

で、何が「えらい」かと言うと、その「ニンニク、とんがらし、油」の組み合わせが「えらい」。

良くこのブログにも書くけど「油で、ニンニクをゆっくり炒める。」とか「油で、ニンニクをゆっくり煮る」とか言う表現。それがこの「ニンニク、とんがらし、油」の組み合わせを使った料理と言うこと。

油が冷たいうちに、好きな加減に切ったニンニク、とんがらしを沈め、ゆっくり、煮出すように、ニンニク、とんがらしに火を入れる。強火で「油でニンニク」を炒めると、ニンニクの表面ばかりに火が入って、下手な事すると焦げちゃう。ま、考え様によっては強火でも行けないこと無いかもしれないけど。

この「油、ニンニク、とんがらし」の組み合わせは無敵。何にでもいける。パスタ等の炭水化物は言うに及ばず、魚、肉、野菜何と組み合わせても美味い。魚、野菜となら「アンチョビ」をニンニク、とんがらしと同じに入れると、更に強力。文章にしてもしょうがない。まずは、お試しあれ。

で、今回。先日、函館で買った「白つぶ」。
鮮度を保つためワイン蒸しにして、冷凍しておいたのが、冷凍庫から発掘されたので、「賄い」になった。

上記「アンチョビ」入り「油、ニンニク、とんがらし」に投入。冷蔵庫でブロッコリーが邪魔にされたので、これも投入。ソースとし、パスタとなりました。

当然の事ながら、美味い。


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