2011年1月8日土曜日

1/7金曜 粕みそ味の牛筋丼

先日スーパーに行ったら、年末に大量に処理したらしい、大量の「牛筋」があった。

ちなみに「処理」と言うのは、普通肉は屠畜後、大きな処理場で「日本的部位」に分けられ、「真空」「チルド」「冷凍」にして流通する。販売店の現場で、その「部位」の「脂」「筋」等を掃除して切れ分けられ、パック詰めにされて売られる。「日本的部位」と表現したのは、例えば「アメリカ」「韓国」なんかじゃ、それぞれの国の食の慣習に沿って「部位」は分けられていて、日本とは違うから。

スーパーで売られる「牛筋」は、客として見た感じ、おおよそ2種類ある。
1、そのスーパーで処理した物。
2、大きな処理場で処理された「牛筋」として流通している物。

で、その「1」の場合、お宝が有る事がある。こんな事言っちゃあ失礼かもしれないが、スーパーで肉の処理をしている方は、あまり上手ではない様に見うけられる。証拠に「筋」にごっそり「肉」が付いてる。いつぞや、どう見ても「霜降り和牛」の「筋」で、半分以上普通の「肉」の部分。自分で掃除し直して、大変美味い焼き肉をしたことがあった。

ちなみに「2」の場合、流石に「プロ」の仕事で、純粋に「筋」しか入っていない。下手すると下の方に「鬼筋」と言って、煮ても焼いても「食えない」固い「筋」が隠されている事がある。ご用心。

話が脱線しまくってしまった。
そんな事言いたいんじゃなくて「見た目新鮮でうまそうな「筋」が大量に売っていて、それを買った。」事を言いたかっただけ。

でそれを、いつもはしょう油で甘辛く煮るのだが、今回は「味噌」煮にして仕上げに「酒粕」を入れてみた。ちなみにこれは嫁の発案。

まずは「筋」をフライパンで、脂を焼き溶かしながら、いい焼き色を付ける。こうする事によって、表面の臭みを「香ばしさ」に変える。「筋」を適当な、大きさに切る。火を入れてから切るのは、「筋」を縮めておいてから切った方が大きさを揃える事が出来るから。一度熱湯に潜らせて、余計な脂を落とす。で、圧力釜で15分位かな?ヤワヤワにする。

大量のしょうが、にんにくをごま油で炒め「筋」の煮汁を投入、「甘味」を付け「筋」を軽く煮て「味噌」を投入。いい加減に煮詰めて、好きなだけ「酒粕」を溶き入れて完成。

今回は「玉ねぎ」「椎茸」「こんにゃく」なんぞも入れてみました。が、その辺、それぞれ解説したら大変な事になるので、面倒くさいから省略。今度機会が有りましたら。

「大葉」「七味」等でおしゃれして、めでたく「賄い」となりました。ちなみにこの「筋の煮込み」明日っからの「お通し」です。乞うご期待。

もう一個、スーパーで今シーズン発の「生わかめ」が売っていたので、味噌汁となりました。「日本人で良かった」と思える味。すんごい「好き!」。




粕みそ味の牛筋丼


生わかめの味噌汁

0 件のコメント:

コメントを投稿