2011年7月16日土曜日

7/15金曜 雑煮

問題は「餠」なんよ。


ある日、スーパーの「袋餠」がダメな事に気づいた。

なにせ奴は、焦げない。
「焦げる」前に焼けて、柔らかくなっちゃう。

「柔らかく」なるったって、
例えば元の形が「四角」だったとしても、
原形を留めない位に膨れ上がっちゃう。
下手すると、隣の餠とも仲良くなっちゃって、
数が有ったはずが、一つに合体する。

食ったって「歯ごたえ」が無い。
すぐ汁に溶けて、ドロドロになっちゃう。

「汁作って、餠を堅いまんま放り込みゃ、すぐ柔らかなりますよ。」
なんて「キャッチコピー」が聞こえてきそうだ。

「袋餠」の作りがどうなっているのか、知る由もないが、
「袋餠」は便利だけど、「餠」ぢゃねー!
と思ったら、「餠」とは思えなくなった。

ある日、市外某所の「餅屋」で「のし餅」を見つけた。
「餅屋」の「餠」ならっ。てんで食べてみたら、
スーパーの「袋餠」より、ちょっと焼けるのが遅いおかげで、
「四角」の「角」が少し残っている。
けど、スーパー産とは大差は無い。

がっかり。

昨日、小樽某所の「餅屋」で再挑戦。

これが「素晴らしい!」
子どもの頃の「餠」そのもの。

「焦げる」「形崩れは少ない」「歯ごたえ、ばっちり」「汁に溶けない」

ただし、金額が少々張る。
8cm四方位で、165円する。
ただ、歴史ある、素性の確かそうな店の佇まいからして、
正しい材料と、正しい製法をもってすれば、
妥当な金額なんだろうと思う。

そうやって、生き抜いてきたんだろうし。
その分、美味い。本物と言うこと。

「安い」物は、「安い」理由がある。

「餠」に関していえば、今までの私の認識不足かも知れないが。




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