問題は「餠」なんよ。
ある日、スーパーの「袋餠」がダメな事に気づいた。
なにせ奴は、焦げない。
「焦げる」前に焼けて、柔らかくなっちゃう。
「柔らかく」なるったって、
例えば元の形が「四角」だったとしても、
原形を留めない位に膨れ上がっちゃう。
下手すると、隣の餠とも仲良くなっちゃって、
数が有ったはずが、一つに合体する。
食ったって「歯ごたえ」が無い。
すぐ汁に溶けて、ドロドロになっちゃう。
「汁作って、餠を堅いまんま放り込みゃ、すぐ柔らかなりますよ。」
なんて「キャッチコピー」が聞こえてきそうだ。
「袋餠」の作りがどうなっているのか、知る由もないが、
「袋餠」は便利だけど、「餠」ぢゃねー!
と思ったら、「餠」とは思えなくなった。
ある日、市外某所の「餅屋」で「のし餅」を見つけた。
「餅屋」の「餠」ならっ。てんで食べてみたら、
スーパーの「袋餠」より、ちょっと焼けるのが遅いおかげで、
「四角」の「角」が少し残っている。
けど、スーパー産とは大差は無い。
がっかり。
昨日、小樽某所の「餅屋」で再挑戦。
これが「素晴らしい!」
子どもの頃の「餠」そのもの。
「焦げる」「形崩れは少ない」「歯ごたえ、ばっちり」「汁に溶けない」
ただし、金額が少々張る。
8cm四方位で、165円する。
ただ、歴史ある、素性の確かそうな店の佇まいからして、
正しい材料と、正しい製法をもってすれば、
妥当な金額なんだろうと思う。
そうやって、生き抜いてきたんだろうし。
その分、美味い。本物と言うこと。
「安い」物は、「安い」理由がある。
「餠」に関していえば、今までの私の認識不足かも知れないが。
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