子供の頃、丼物が嫌いだった。
いわゆる、飯の上に何か「乗せる」「かける」が苦手だつた。
飯の上に「何か」乗せちゃうと、飯全体がその味に支配されちゃうじゃない。
「飯」と、別皿にその「何か」。
だと、「何か」をおかずに白い「飯」を食うスタイルになる。
これだと「おかず」と「飯」のバランスは自由自在。
ちょっとだけ「飯」に乗せたり、別々の食べたり。
どうしてわざわざ「飯」を汚すのか、気が知れなかった。
ところがその宗旨は、後の「一人暮らし」で音を立ててくずれる。
なにせ「丼物」は、食事のための食器は一つでいい。
「飯」を炊いて、「何か」を乗せると「はい、完成。」の気楽さが良い。
もう、何でも乗せちゃう。
慣れてくると、「丼物」にしても「飯」と「何か」のバランスは取れる事を知る。
今では「丼物」は好ましい食い物となっている。
で、今回、無性に「カツ丼」が食いたかったわけだ。
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