「竹の子」を自分で茹でると、何が嬉しいかって、
「竹の子の皮」が食えるのが良い。
中身は商売物だけど、皮は好きに出来る。
大量入荷したので、自分で「やっつけ」た。
「魚」にしても、「肉」にしても、この「竹の子」にしても、
仕込みを人任せにしないで、自分で「やっつける」と、
それに付随する物が自由に出来るのが良い。
だからといって、「時間」と「手間」が無尽蔵って訳でもないから、
その辺は、バランス感覚が必要だが。
「竹の子」の皮の「柔らかそう」なところ、
中身の、食うには「固そう」なところ、を集める。
一本なら、なんてこと無い量だが、数本なら、結構な量になる。
まずは、柔らかそうなとこは、
ポン酢でもかけて、自分の酒の当て。
一部は、味噌にでもするかい。
で、まだいい量だったので、「竹の子ご飯」とあいなった。
「あれ」も入れて「これ」も入れて、
「ご飯」と「具」の量がどっこいどっこい、になってしまったのは
笑い話。
ちなみに、炊き込みご飯でありましたが、
やっぱり、目玉は「おこげ」だよねぇ。
「おこげ」を食べると「出世しない」なんて言うけど、
「出世」なんざしなくていいから、「おこげ」は食いたい。
ま、そんな「こまかい」事を、
とやかく言っているようじゃ、大成はしないって事だろうけど。
そんな事は身を持ってわかっている。
「大きなお世話」だ。
なんにせよ、けっこうな、春の「味」でありました。
newport宮木英貴
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