嫁が「鍋焼きうどん」が食いたいって言う。
理由は、汁吸って「トロトロ」になった、「麩」が食いたいそう。
「トロトロ」の「麩」なら、「鍋焼き」じぁあ無くったって…。
と、思いつつ、逆らうのも、なんなんでね…。
子供の頃「鍋焼きうどん」は嬉しかった。
何てったって、一人に鍋一つあたるのが良かった。
思うに「土鍋」じぁあ無かった、たぶん、アルミのペラペラだったと思う。
何入っていたか、あまり覚えてないけど、
卵が一個入っていたのだけは、覚えている。
だって、子供の頃は生玉子も、弟と半分ずつだったはず、そりゃ、嬉しい。
あー、貧乏くさい話しだ。
さて、じゃあ現在、何を入れるか。
まずは、何て言ったって、「玉子」。
ただ、あの汁が白く濁るのは、実はどうも好かん。
汁の全部が「玉子」の味に影響されてしまう。それは許し難い。
で「茹で玉子」を一人一個。
次に天ぷら?
元来、「海老」なんてぇて物に、あまり「豪華」感を感じてはいないから、
「海老天」は必須ではないが、何か天ぷらは、欲しい。
イメージとして浮かんでいるのは、「たらの芽」なんかの、山菜の天ぷら。
後は、斜め切りの「長葱」。これがトロッと煮えたのは、良い。
干し椎茸の出汁、味も良い。
と、嫁ご所望の「麩」だ。
ま、他には、有り合わせの物をば..........。
店の買い物と一緒に、あれやこれやを探す。
が、けっこう思った通りの物は「なかなか」だ。
「玉子」こそ、いつでもある。
「麩」「長葱」「干し椎茸」は、なんて事は無い。
しかし、「天ぷら」は、「芋天」「ナス天」しか手に入らず。
寂しいので、「天かす」もプラス。
そのフラストレーションをかわすため、「すり身天」もプラス。
ここで、大問題。「土鍋」が、個人用が無い。
しょうがないので、デカい「土鍋」で、二人分、まとめて作る事にした。
かように、何事、思い通りにはならないもの。
しょーがないさね。
でも、今は、子供の頃とは違う。
「でかい鍋焼きうどん」でも、中身が、イメージと違っても、
充分に満足さ。
newport宮木英貴
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