2012年4月26日木曜日

4/25水曜 手間なし「カレー」


「手間無し」、「手」ェ抜き抜きの「賄い」。

当店には、お客様にお出しする「お通し」と言うか、
押し売りの「前菜」と言うか、そんなものがある。
まあ、オーダー下さった「何か」が出るまでの「つなぎ」と心得ている。

有る意味、通常の「お通し」そのものだ。
だからと言って、これを手を抜くつもりはない。
けっこう、真面目にやっているつもりだ。
ただ、その残りの「ソース」「切れ端」は、
時たま、転用されてもう一度お客様の口に入る事もあるが。
ほとんどは「賄い」になる。

先日は「鶏モモ」を巻いて、「トマト」で煮た。
冷めたヤツを、輪切りにしたら「美しかろう」って計算だ。
でぇ、この「煮込んだトマト」が余った。
「にんにく」「玉ねぎ」「セロリ」が入っているし、
鶏の味も出ていて、充分に「美味い」。

当初は、「ベーコン」でも入れて「パスタ」の予定だったが、
嫁の「カレーを食う。」の一言で、「カレー」となった。
じゃあ、この「ソース」を「カレー」にしちまえばいい。

ただ、「美味しい」味が充分な「ソース」だ、
「カレー粉」を足すだけでも、なんとかなりそうな気配もあったが、
もし、ならなかったら、
「あれ足して、これ足して」「あれ炒めて、それ煮て」………、
「事」は手間を要すかもしれない。

人間が「無精」に、どんどんなっている今日この頃、
「事」は楽なほど「良い」。
そんなこんなで、「インスタント カレーの素」を投入となった。
凄い! 一発で「カレー」! 美味い!
「辛み」が物足りなかったから、「カレー粉」は足したが。

所要時間、約5分。
とんでもなく、手間無しの「カレー」であります。


「インスタント カレーの素」は偉い!
考えても見れば、「水」にこいつを放り込んだだけで、
「美味しいカレー」にしてしまう代物だ。美味い筈だ。

今度、試しに「インスタント カレーの素」の、箱の裏に書いてある、
「作り方」通りに、「余計な事しない、入れない」で、作って見ると良い。
凄ーく「美味しいカレー」が出来上がること、請け合い。
素晴らしい「バランス感覚」を感じる事が出来る。

全く、この「インスタント カレーの素」の開発者には頭が下がる。
「カレー」は、「足し算」の料理。何を入れたって、どうにでもなる。
「順列組み合わせ」だけでも膨大なのに、
更に、その「バランス」にまで、「事」は追及されているはず。
その歴史も充分あるだろうから、「ノウハウ」はあるだろうにしてもだ。

そう言う意味では、「シンプル料理」は簡単かもしれない。
が、俺は好きだけど。

newport宮木英貴



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