2012年4月21日土曜日

4/20金曜 ほとんどが、余り物の「炊き込みご飯」


一週間ちょいと前、「竹の子の炊き込みご飯」が美味かったので、
「炊き込みご飯」が、調子に乗って再登場。

考えてみれば、例えば「煮魚」なんかの煮汁は、
魚を食ってしまえば、余る方が多い。
飲んでしまえば、塩分過多だし、
気をつけなきゃあ、いけない年なのは、言うまでもない事だし。

じゃあ、どうしようって事で、思いついたのは、
残った汁を使って「炊き込みご飯」してしまう事。
米に汁を吸わせてしまえば、汁は全部使ってしまえるし、
魚の出汁は出ていて、「ご飯」は美味しくなる。言う事無し。
それでも「汁」が余れば、冷凍しておいて、
もう一回「炊き込みご飯」にすりゃあ良い。


先日「天然物のブリの頭」を魚屋さんでもらったんで、
しょう油で甘辛く、しょうがを利かせて、自分の「酒の当て」用に炊いた。
当然「煮汁」がたっぷり余ったので、
今度は、その汁でちっさい「磯ツブ」を炊いた。
「ブリ」と「ツブ」味が付いた「煮汁」は、
冷めると、煮凝りに成る程、濃厚に仕上がった。

このゴージャスな「煮汁」で、「炊き込みご飯」をば。
「ゴボウ」「人参」「筍」の切れっぱし、「椎茸の軸」「高野豆腐」……。
料理を飾る「青み」は、「ブロッコリーのはずれ、と芯」。
肉はちょうど、「豚ヒレ」の切れっぱしがあったから、
「鶏肉」が無いわけじゃあ無いけど、手元に「有るんだし」代わりに投入。
「鶏五目ご飯」ならぬ「豚五目ご飯」となった。

ちなみに、この、手元に「有るんだし」ってのは、
「あり合わせ仕事」をするのに大切な発想。
「和洋中」の違いやら、「材料の重複」やら、
「あんまり考えないで使っちゃえ。」って事。
固定観念に捕らわれると、ついつい余計に材料を出したり、仕事をしてしまう。

そこらにある「余り物」整理も「賄い」なり。


newport宮木英貴


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