一週間ちょいと前、「竹の子の炊き込みご飯」が美味かったので、
「炊き込みご飯」が、調子に乗って再登場。
考えてみれば、例えば「煮魚」なんかの煮汁は、
魚を食ってしまえば、余る方が多い。
飲んでしまえば、塩分過多だし、
気をつけなきゃあ、いけない年なのは、言うまでもない事だし。
じゃあ、どうしようって事で、思いついたのは、
残った汁を使って「炊き込みご飯」してしまう事。
米に汁を吸わせてしまえば、汁は全部使ってしまえるし、
魚の出汁は出ていて、「ご飯」は美味しくなる。言う事無し。
それでも「汁」が余れば、冷凍しておいて、
もう一回「炊き込みご飯」にすりゃあ良い。
先日「天然物のブリの頭」を魚屋さんでもらったんで、
しょう油で甘辛く、しょうがを利かせて、自分の「酒の当て」用に炊いた。
当然「煮汁」がたっぷり余ったので、
今度は、その汁でちっさい「磯ツブ」を炊いた。
「ブリ」と「ツブ」味が付いた「煮汁」は、
冷めると、煮凝りに成る程、濃厚に仕上がった。
このゴージャスな「煮汁」で、「炊き込みご飯」をば。
「ゴボウ」「人参」「筍」の切れっぱし、「椎茸の軸」「高野豆腐」……。
料理を飾る「青み」は、「ブロッコリーのはずれ、と芯」。
肉はちょうど、「豚ヒレ」の切れっぱしがあったから、
「鶏肉」が無いわけじゃあ無いけど、手元に「有るんだし」代わりに投入。
「鶏五目ご飯」ならぬ「豚五目ご飯」となった。
ちなみに、この、手元に「有るんだし」ってのは、
「あり合わせ仕事」をするのに大切な発想。
「和洋中」の違いやら、「材料の重複」やら、
「あんまり考えないで使っちゃえ。」って事。
固定観念に捕らわれると、ついつい余計に材料を出したり、仕事をしてしまう。
そこらにある「余り物」整理も「賄い」なり。
newport宮木英貴
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