珍しい事をすると、失敗する。
やおら「ビーフン」なんぞ、食う気になった。
安いのを見つけると、とりあえず買っておくのだが、
めったに、その気にはならないので、
材料入れのカゴの中で、忘れられている。
そもそも、茹でるんだか、水で戻すんだかさえ、怪しい。
以前失敗した事を、おぼろげに思い出して、
余計に疑心暗鬼。しどろもどろ。
その上、よしゃあ良いのに、
何時買ったのかさえ忘れている、
「パッタイ=タイ風焼きそば」のレトルトパックのソースが、
材料入れに、あるのを思い出した。
一回思い付いちゃうと、もう、そわそわ、出さなきゃ気が済まない。
結果、えらい辛い、そいつを使ったのが運のつき、
ビビって、チョビチョビ入れるもんだから、
多いんだか、少ないんだか、「舌がバカ」になって、
訳分からなくなってしまった。
食ったら、味が薄いの何の。
何事も、ツボにハマりゃ、メンタルに左右されると言うこと。
おどおど、やっちゃあいけない。
「おどおど」した時ばかりとは限らないが、
大きな声じゃあ言えないけど、
何かの拍子に、お客様に出す料理だって、ヤバい事がある。
しかも、めったにある訳じゃあ無いが、
お客様が食べ始めて、「ヤバい」って、気が付く事がある。
もうずっと、お客様の顔を見ている。
顔色伺うしか、やり様無し。
そんなんは、悔しくて覚えている。ずっと覚えている。
もし、当店で食べている時、
「ジーッと」私の視線を感じたら、お気を付けを。
newport宮木英貴
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