不祝儀があり、夜は店もある事だし、
香典を置いただけで帰って来たんだが、
時間にばかり追いかけられていて、余裕もなかったので、
晩飯は「丸山製麺」で、「うどん」をチャッと食うことにした。
思うに「丸山製麺」の商売は良い。凄い。
「出汁」「つゆ」の類いは、きっともって「缶詰」「レトルト」で、
何処かの「セントラルキッチン」で一括で生産、配送。コスト的にも有利。
他の大きな仕入れは「小麦粉」。
そりゃ、時期、状況にもよるけど、当然「小麦粉」は原料だから、
製品仕入れるよりかは、ずっと安い。
で、どっちも常温で在庫出来て、かつ、日持ちするから、計画的に仕入れが可能。
後の仕入れで、冷蔵庫の必要な物は、「野菜」位なもん。
沢山のスペースも要らないし、光熱費も経済出来る。
安く仕入れた「小麦粉」は、お客様の目の前で「うどん」に整えられるから、
お客様の「本物」感、「手間ひま」感、「美味しそう」感は、嫌が応にも高められる。
一石二鳥。
基本的に「セルフサービス」、「サービス」に人は要らないから、
人件費はキッチン内に集約出来る。
唯一「うどん」を打つ人間のために、「教育」「頭数」が必要で、
まあ、余計にコストがかかるものの、
彼らのおかげで「手作り」感はあおられるのだから、やっぱり「良い」事になる。
大事な「味」的にも充分満足いくものだし、
こららが、直接「低料金」にも跳ね返る。お客様もニコニコ。
流行らない訳が無い。
こんな事、思いつくヤツは凄い。
後は、店が出来たばっかの時は、殺到するけど、
ちょっと経つと、すぐ飽きる「小樽のお客様の気質」に耐えられればというところ。
是非、長持ちして欲しいものである。
ところで、不祝儀の事。
お店のお客様で、ある日、手術不可の「すい臓がん」が発見された。
たまに来ては「抗がん剤」で土色になった顔色で、赤ワイン飲んでいた。
その「抗がん剤」、一回15万円するそうな。それを二週間毎とか。
で、「がん」を小さくしておいて、良いところで「手術」と言っていた。
何が言いたいかって言うと、「がん」の治療には金がかかるって事。
多分彼は、一年以上はその生活を続けていたはず。
コストを考えてみると良い。
当たり前の話だが、「がん」になったら「がん保険」には入れない。
ヤバそうな生活をしている人、家系が「がん」の人、は、
ここが非常に大事な事だが、
「がんになる前」に、
「新進医療特約」をつけて、「がん保険」には入っておきましょう。
「家を売った」「代々の山を売った」……。
なんて話は転がっているそうだ。
死んじゃった人には、何もしてあげる事は出来ないが、
自分の事を心配する事はできる。
せいぜい、自分の事は、常々心配しておきましょう。
newport宮木英貴
0 件のコメント:
コメントを投稿