2012年8月11日土曜日

8/10金曜 塩ラーメン


とにかく「アッサリ」「サッパリ」の「塩」ラーメンが食いたかったんす。
「コッテリ」した「ラーメン」も、今でも当然好きですが、
近年、急に「アッサリ」「サッパリ」も、好む様になりました。
まあ、はっきりした理由は考えられますが、
考えたくも無い事でしょうから、考えません。

「蕎麦汁」にしても、
「アッサリ系」の「しょう油、塩ラーメン」のスープにしても、
先ずは「出汁」の「味」「コク」、第二に「塩分」、
これらは、大事であることは間違いないですが、
「甘味」も大事な要素であると思います。

「蕎麦汁」であれば、
「日本酒」「砂糖」「みりん」等で、「甘味」を付けます。
「ラーメン」の場合も、同等の方法で「甘味」を付けている所も多い様です。
が、「日本酒」は高いですし、近年の「濃い味」には向きません。
「砂糖」ですと、くっきり「甘さ」は出ます。
が、いかにも人工的に「付けました。」感が出てしまいます。
「美味い砂糖」も存在しますが、やっぱ「高い」。

本物なら「みりん」は「日本酒」以上に「ベラぼう」ですが、
今は、代わりに「みりん風調味料」があります。
「これ」は、「味」はまろやかで「濃い味」にも対応できます。
が、「鼻に付く甘さ」が「玉にキズ」。
「塩ラーメン」が時たま、「食ってて飽きる」のはこれが原因と思われます。

さて「ラーメン」の場合、
「甘味」を表現する方法が、まだ、ひとつあります。
それは「出汁」を取る時、「野菜」を一緒に炊く事です。
これは、洋食屋が「ブイヨン」を取る時にも使う「手」です。
「玉ねぎ」「長ネギ」「人参」「セロリ」
「ニンニク」「しょうが」「りんご」…………

「出汁」を取る時、「動物性」に「植物性」を合わせる事は、
実は「蕎麦汁」でも、「干椎茸」「昆布」を使ってやっている事で、
「出汁」に「深み」を与えます。
が、「ラーメンの出汁」の場合、「甘味」も期待出来ると言う事です。


今回、私の「賄い」
先日「鶏」「豚」を茹でる事があって、
「茹で汁」を「ラーメンの汁」にする事にしました。
目標は「アッサリ」「サッパリ」の「塩ラーメン」。
ワキで「玉ねぎ」を炒めておいて、投入、
ついでに「ハンドミキサー」で撹拌したら、
「豚骨スープ」みたいに白濁してしまいました。

「アッサリ」ついでに「塩」も少なめにした所、これがとんだ「薄味」過ぎ。
「出汁」の「コク」がしっかりしてたから、食えたものの……。と言う仕上がり。
「塩分」も大事と言っているにも、関わらずであります。
「花にら」の味が濃く感じる程。

なかなか思う様には行きませんわ。

newport宮木英貴



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