とにかく「アッサリ」「サッパリ」の「塩」ラーメンが食いたかったんす。
「コッテリ」した「ラーメン」も、今でも当然好きですが、
近年、急に「アッサリ」「サッパリ」も、好む様になりました。
まあ、はっきりした理由は考えられますが、
考えたくも無い事でしょうから、考えません。
「蕎麦汁」にしても、
「アッサリ系」の「しょう油、塩ラーメン」のスープにしても、
先ずは「出汁」の「味」「コク」、第二に「塩分」、
これらは、大事であることは間違いないですが、
「甘味」も大事な要素であると思います。
「蕎麦汁」であれば、
「日本酒」「砂糖」「みりん」等で、「甘味」を付けます。
「ラーメン」の場合も、同等の方法で「甘味」を付けている所も多い様です。
が、「日本酒」は高いですし、近年の「濃い味」には向きません。
「砂糖」ですと、くっきり「甘さ」は出ます。
が、いかにも人工的に「付けました。」感が出てしまいます。
「美味い砂糖」も存在しますが、やっぱ「高い」。
本物なら「みりん」は「日本酒」以上に「ベラぼう」ですが、
今は、代わりに「みりん風調味料」があります。
「これ」は、「味」はまろやかで「濃い味」にも対応できます。
が、「鼻に付く甘さ」が「玉にキズ」。
「塩ラーメン」が時たま、「食ってて飽きる」のはこれが原因と思われます。
さて「ラーメン」の場合、
「甘味」を表現する方法が、まだ、ひとつあります。
それは「出汁」を取る時、「野菜」を一緒に炊く事です。
これは、洋食屋が「ブイヨン」を取る時にも使う「手」です。
「玉ねぎ」「長ネギ」「人参」「セロリ」
「ニンニク」「しょうが」「りんご」…………
「出汁」を取る時、「動物性」に「植物性」を合わせる事は、
実は「蕎麦汁」でも、「干椎茸」「昆布」を使ってやっている事で、
「出汁」に「深み」を与えます。
が、「ラーメンの出汁」の場合、「甘味」も期待出来ると言う事です。
今回、私の「賄い」
先日「鶏」「豚」を茹でる事があって、
「茹で汁」を「ラーメンの汁」にする事にしました。
目標は「アッサリ」「サッパリ」の「塩ラーメン」。
ワキで「玉ねぎ」を炒めておいて、投入、
ついでに「ハンドミキサー」で撹拌したら、
「豚骨スープ」みたいに白濁してしまいました。
「アッサリ」ついでに「塩」も少なめにした所、これがとんだ「薄味」過ぎ。
「出汁」の「コク」がしっかりしてたから、食えたものの……。と言う仕上がり。
「塩分」も大事と言っているにも、関わらずであります。
「花にら」の味が濃く感じる程。
なかなか思う様には行きませんわ。
newport宮木英貴
0 件のコメント:
コメントを投稿