何日か続いた、「残り物」を後片付けする日々は、
今回の「カレー蕎麦」で、大団円を迎えた。
「カレー」の特徴的なスパイスの成せる技か、
およそ「あれもこれも」放り込んだところで、
なんとか「カレー」として成立させるあたりが、
「カレー」の持つパワーだ。
例えば、我々の「賄い」は夫婦二人分だが、
「カレー」のソース自体が足りなければ、
「水」入れて、「しょう油」入れて、「鰹節」入れれば、
「簡単、カレー蕎麦」の汁が完成する。
もし「カレー」が、薄っぽちくて非力な感じがしたら、
単純に「カレー粉」を放り込むだけで、「カレー」は蘇る。
この「汁」に、炒めた「野菜」「肉」「キノコ」を放り込む。
「好物」なので「高野豆腐」「昆布」何ぞも。
けっこう歯触りのアクセントになる。
もともとの「カレー」のソースの「重み」「固さ」にもよるが、
やっぱり「カレー蕎麦」は、「片栗粉」でとじて、
ある程度「ドロドロ」じゃなきゃ、「サラサラ」はいけない。
熱々の「汁」を、「汗」をかきかき食うのが、「ルール」「醍醐味」だ。
で、仕上げに「三つ葉」「長ネギ」等々………。
だぶつき気味だった冷蔵庫の「残り物」達は、
これで一掃された。良かった。
ところで、個人的な好みだが、「カレー」は「蕎麦」だ。
「片栗粉」の「ネロネロ」「ツルツル」感に、
「蕎麦」の「ゴワっ」「モソっ」とした感じが良い。
「カレーうどん」だと、麺が「ツルツル」、「汁」も「ツルツル」。
「イメージ」滑りまくって、どうも心許ない。
スーパーの「袋入り茹で蕎麦」だろうと、「蕎麦」が良い。
いーや、絶対、誰がなんと言おうとも「蕎麦」だ。
「嫁」は「うどん」が好みだ。
昨日、強制的に「蕎麦」にしようとしたら、強制的に「うどん」に変えられた。
だから「賄い」は「カレーうどん」と「カレー蕎麦」二種類が用意される。
この様に「賄い内家庭争議」となろうとも、
「カレー」は「蕎麦」だ。
newport宮木英貴
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