2012年8月28日火曜日

8/26日曜 担々麺


「中華材料」第二弾、「花椒粉」であります。

これは「四川料理」に良く使われる「花山椒」を粉にしたもので、
「酸」「苦」「甘」「辛」「塩」の、
味の基本「5味」とは、また別に位置する、「麻」味を演出する「調味料」。
日本の「粉山椒」「山椒」とは「同族別種」で、
「字」のごとく花の様に開いた、熟した「山椒の実を包む皮」のみが使われます。

「麻」味とは、「舌」だけじゃなく「口の中」を、
いわゆる「痺れ」る様な感じにする味。
それは、いわゆる「辛い」とは、また違った「ヒリヒリ」感であります。
この感覚は、正に、先の「味の基本5味」とは別物。
中国4000年の、深遠さを表している様に思えます。

先にも出ましたが、「四川料理」に特に良く使われていて、
「麻(山椒)」「辣(唐辛子)」の絶妙さが、「四川料理」の極意だそうだ。
「麻婆豆腐」の「麻」は、正にこの「麻」。
「担々麺」にも、良く使われている様で、
なんなら「インスタント担々麺」の材料をご覧あれ。
「花山椒」「花椒」の字が見られるはずです。

正しいか、どうかは別として、
この「麻」「辣」に、「肉系出汁」と「魚系出汁」のバランス、
「ごま」「ピーナッツ」等のナッツ系の「コク」、
そして「しょう油味」が「担々麺」の「味」と個人的に考えている。
「とんがらし」「にんにく」「しょうが」を「胡麻油」で炒めて、ベースとし、
「豚」「鶏」の出汁に、「乾燥ホタテ」のフレークでスープを作る。
して、「すりごま」を大量に混ぜ込み、
「ナンプラー」と「しょう油」も焦がし気味にして投入。
で「花椒」で仕上げ。

自分で言うのも「何」ですけど、最近、稀に見る「傑作」になりました。
クソ暑い最中、汗をかきかき食べるのも、また趣があるもの。
大変結構でございました。

「花椒」については、
以下のサイト等、色々「愛」ある解説が見る事ができます。
こちらなどを、是非参照あれ。

newport宮木英貴


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