「何時」「何に」使ったか、全く思い出せない、
「トマト」ベースのソースが冷蔵庫に隠れていました。
近年、脳みそも随分にトロけてきていて、
「忘れる」事も多いのも確か。
なれど「何時」「何に」使ったか、忘れるなんて、
自分的には、かなり珍しい事。
冷蔵庫の状態を頭に入れとくのは、
急なオーダーで、「何か」を作る「瞬発力」には重要な「バネ」になる。
し、「新メニュー」「パーティー用料理」、
そして「賄い」を作る時の「ヒント」にもなる。
その事は、けっこう「得意科目」なはずだった。
かつて「冷蔵庫」は、その調理場でまともに働いていたら、
自分の「手のひらの上」だった。
「どこに」「いくつ」「何時から」「何のために」「何時まで」は、
冷蔵庫を見なくても言えた。
ちょい方向が違うが、「ナベ洗い」が仕事だった頃は、
全ての調理器具の「サイズ」「数」が頭に入っていて、
今「どこで」「何に」「いつまで」使っているか把握できていた。
ついでに言うと、「何時」自分が洗わなきゃならなくて、
洗った「道具」を、次は「何に」使うかも分かっていた。
これは「自慢」して言っています。ご容赦。
それは、20代前半、どちらも、コックが30人位いる、
「風呂おけ」みたいな「鍋」を使う、デッカいキッチンでの事である。
そんな事が、「普通」に「自然」にできていた。
「若さ」か、「緊張感」か、「ゲーム感覚」か。
その後、どこへ行っても、その現場なりに、
その「感覚」は生かされていた。
しっかし、
最近は、ひょっとすると「緊張感」位しか残っていないかも。
しかも、かなり「お疲れ気味」。
何にせよ、正直、凄ーくショックなのは間違いない。
未だに、何に使っていた「ソース」か思い出せない。
newport宮木英貴
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