これ、いつかは、やってみたかった。食ってみたかった。
通常「肉」でも「魚」でも、動物系の材料を使って「出汁」を取る場合、
「澄んだ」「透明」な「出汁」を取るなら、
材料が煮えくり返らない様に、沸騰させてからは、弱火で炊く。
反対に、白濁した「豚骨スープ」は、
簡単に言うと「豚の骨」をグラグラ煮えくり返して、「出汁」を取る。
強火で炊くため「骨の髄」が、多いに溶け出して、
「濃厚な出汁」が取れるって寸法だ。
また「アッサリ系のスープ」は、
基本的には「鶏」で「出汁」を取る。
けど「豚肉」でだって、煮えくり返さないで、「ゆるゆる」炊けば、
「アッサリ、澄んだスープ」は取れる。
これに一度挑戦したかったんだ。
つまりは、白濁した濃厚な「豚骨スープ」の「逆」を行ってみたかった訳。
先日、某スーパーで「豚カタ」が安く売られていたので、
そいつを「茹で豚」にして、
その「茹で汁」を「賄い」に流用。
結果は、十二分に「アッサリ、澄んだ」スープの、
「豚出汁ラーメン」が出来た。
が、まーた別の問題。
「塩分」に迷いが出て、「薄味ラーメン」になってしまった。
「濃く」はなく「薄く」もならない味ってのは、
特に「塩」だけで作る場合、本当に難しい。
例えば「しょう油」なら、「香り」「旨味」「色」が方向を示してくれる。
「出汁」の旨味が十分なだけに、
「塩」入れる方向が「補う」のか「足す」のかで迷う。
まー、課題だーね。
余談だが、「白濁したスープ」は「豚骨」の専売特許じゃあなく、
「鶏ガラ」でも取れる。
「鶏白湯」なんてメニューがあるところもあるし、
「当店でもやろうかな?」なんて………。
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