2012年2月12日日曜日

2/11土曜 鶏もものしょうが焼き


無い物はしょうがない。

「キャベツの千切り」と「豚のしょうが焼き」の組み合わせは、
「賄い」的には至高の一皿の一つ。
が、スーパーで「キャベツのおつとめ品」はゲットしたものの、豚が高い。
「誰が(100g)100円以上払うもんかい!」と肉コーナーの前で、うそぶく。
冷蔵庫の中を思い返しても、在庫は無いはず。

こうなったら、買い物は意地でもしたくはない、
「しゃーない、有り合わせでやったるわい。」となる。

そんなこんなで、「鶏モモのしょうが焼き」と相成った。
結果は上々と報告は、させて頂く。

さて、「有り合わせ」でなんとか「やっつける」のは、
ある意味、脳みそが刺激されて、けっこう楽しい。
「有るもの」と「有るもの」を組み合わせて、料理を作る。
時に発想を転換する。時に「無くてもいいや」って諦める。

今回の「鶏のしょうが焼き」なんぞは、
「発想の転換」と言うには、少々レベルが低いが、
「とにかく、しょうが焼きが食いたい」思いで、まずはやってみた。

~「鶏」でも美味いかもしんないし。
漬け汁は、「豚」と一緒、一晩漬けといて、
「皮目」を「カリ」っと焼く。「鶏肉」の魅力は「皮目のカリッ」だし。~
そんな事を考えながら、前日に仕込むわけだ。
この、脳内作業が楽しい。


漬ける味を変える。材料を変える。煮るソースを変える。
材料の国籍を無視する。……………。
先人達の、そんな「発想」「作業」が,
「料理」を発展させてきたのは間違いない。


お客様に無茶なオーダーを頂いて、
とりあえず「はい。」と言っておいて、
何が何でも料理を出さなきゃならない状況の中、
考えをまとめて、実行に移して、皿をひねくり出す。
この緊張感が、けっこう好き。

だからと言って、「無茶ぶり」は止して下さい。


newport宮木英貴


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