2012年2月10日金曜日

2/9木曜 炒飯


小樽、花園町に「金ちゃんラーメン」あり。
あっさり系のラーメンで、深夜にも良し。
小樽で他には見当たらない、辛ーい「台湾ラーメン」てのもある。
「台湾ラーメン」は名古屋の独自文化で、
店主「金ちゃん」は名古屋出身のお方。

その「金ちゃんラーメン」の隠れた名品が「炒飯」。
多々、「炒飯」を食い尽くした訳でもないが、
「絶品」と言っても良いほどと、思っている。

具は「長ネギ」「チャーシュー」「卵」と、シンプル、標準タイプ。
見た目は、正直「パッ」とはしない。
が、食うとパラっとほぐれて、香ばしい「良い」香り。

秘密は一回に作る量と、「某肉屋特製ラード」。

一回に鍋に放り込むのは、最大で「二人前」。
かつては「一人前」だった。
が、流石に注文をこなし切れないので、やむなく「二人前」にはしたが、
使う「火力」とのバランス上、「二人前」を最大としている。

と、なんと言っても「ラード」。
今時、「ラード」かい?ってな声も聞こえそうだが、
作りが良いせいか、高温でやっつけるからか、
爽やかなほど「サラッ」としていて、「ベトつき」は一切ない。
正直、そのへんの秘密は分からない。

一度その「ラード」を、少し分けてもらって
自分の店で、「賄い」に使ってはみたことはあるが、
自分で使う分には普通に「ラード」。
とても「爽やか」とまでは、至らなかった。

ところで、我が「賄い炒飯」。
「ラード」じゃなくて、ごま油。「具」はタップリ、いろいろ。
盛りつけは、
「金ちゃん」は出来上がった炒飯を、
「ちゃっちゃ」と鍋の上で颯爽と「おたま」で受けて、
皿に「カン」と盛る。
反して、我が炒飯は小さなボールに入れといて、
皿に空けて形だけ真似る。

まあ、「味」位はなんとかなっているものの、
「金ちゃん」の炒飯には遠く及ばない。


「金ちゃん」は友人だし、
一度、弟子入りをお願いすることを真剣に考えている。
「金ちゃんラーメン」、ぜひお試しあれ。
ただし、「炒飯」を頼むのは「二人前」までにしてやって下さい。
忙しい時間だと、怒り狂うから。


newport宮木英貴


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