当店では、週末限定ではあるが「ローストビーフ」を焼いていて、
主に「道産和牛のモモ」を使っている。
その「モモ」、毎度似た様な金額で仕入れている限り、
相手は「生き物」なので、その状態、状況、は変わってくる。
または、商業的理由でも、状態、状況は変わる。
つまり、一定以上の品質は、肉屋さんの努力のおかげで保たれているものの、
厳密な意味では、ばらつきがある。
その辺、毎度自分の手、舌で確認していれば、
「今回のは良いぜ!」「今いちかな?」なんてのは、見りゃ解ると言うもの。
仕入れた「道産和牛のモモ」は、小分けにして「ローストビーフ」用に整形し、
あまりしたくはないが、商売上しょうがないので、冷凍の儀となる。
が、その「整形」した時の「切れ端」が、この度の「賄い」の主役。
先週末に仕入れた「モモ」は、見ただけで「なまら良い!」。
せっかくだから、「良いうち」に食ってしまおうと言うもの。
にんにくを適当に切って、ゆるゆる炒めて「にんにく油」を作る。
この時、「牛脂」を使えば、より「香ばしく」なるが、
無かったので「オリーブオイル」で、止むなく代用する。
まあ、健康にはこっちがベター。
「にんにく」を何かに上げておいて、強火にして「モモ」を投入。
この度は、軽くしょう油を振り、コショウをして「下味」とした。
「ガッ」と強火で、肉の表面を焼き付けておいて、これも皿等に上げちゃう。
その後の作業中に、余熱で「モモ」に「火」が入る事を、期待している。
そのままのフライパンに「ご飯」「上げておいたにんにく」を入れて、炒める。
「ご飯」が充分に温まって、「香ばしく」なったら、
「モモ」をフライパンに戻す。
肉の「しょう油」味との相性を考えて、かつ全体の「油っ気」を考慮に入れつつ、
「バター」を風味付けに投入。
肉の「塩っ気」「しょう油っ気」で、充分と思われたので、
あえて「バター」以外は加えない事にした。
「コショウ」は少々。
出来上がりは、
「鉄板焼き」の、「ガーリックライス」に「角切りステーキ」を混ぜたイメージ。
嫁の、鮮やかな発想で「生野菜」を添えた、「ワンプレート」のスタイルとなった。
いや、ひさびさの「ヒット」。非常に美味かった。
「肉」も良いし、「バター風味のにんにくご飯」も良い。
「油っこさ」も「生野菜」がいい感じに中和して、「Very Good!」。
けっこう「幸せー」な気分、
これこそ「製品化か!?」ってな塩梅ではあります。
newport宮木英貴
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