あっさりした「味噌ラーメン」に挑戦。
「自然派ラーメン」と自ら銘打つ、小樽の某ラーメン屋さん。
メニューは、「あっさり」と「こってり」に大別される。
「塩」と「しょうゆ」は、その2種ともあるが、
「味噌」だけは、「こってり」しかない。
じゃあ、「やったろ、じゃあないかい!」って事。
じゃあ、「やったろ、じゃあないかい!」って事。
その「某ラーメン屋さん」、店主のD君は友人。
以前に、「味噌」に「こってり」しかない理由を尋ねた事がある。
「味噌自体の味が、こってりしているからね。」との事。
ある程度以上「味噌」を利かせると、
「味噌」の味の特性として「こってり」してしまう、と言う事なんだろう。
「こってり」と「あっさり」、そもそも何が違のか。
文章にするのは、ちょいしんどいが、
例えば、食べた時、舌に「絡まる感」の違いと、とりあえずは表現しておく。
その要素は、ふたつ程考えられる。
ひとつは「味のコク」。
「旨味の量」、「辛いとか、甘いとかの味の量」、「塩分」等の違い。
もうひとつは、何と言っても「油脂分」の違い。
簡単に言うと、スープに浮いている油の量の違い。
「味噌」は、その特性上、
前者の「味のコク」に関しては、そもそも「こってり」なんだから、
後者の「油脂分の量」を調節した「あっさり味噌」なら、
実現出来ると踏んだ。
さて、ただスープに浮かぶ油の量を減らしたところで、
「あっさり」感は出るだろうが、
ただの「味噌汁」になってしまう危険性がある。
「味噌汁」であったとしても、
料理として「美味」けりゃあいいが、
やっぱり、ここは「ラーメン」らしいスープを目指したい。
ここで、じゃあ「何がラーメンらしい」か。
を、論じ始めると、もう意見は百花繚乱。
収拾は、間違いなく付かなくなるので、
ここは独断、自分流で行く事とする。
まずは「にんにく」「しょうが」のみじん、「とんがらし」を、
ごま油で、こんがり炒めて「香り」を出す。
で、「豆豉」「八丁味噌」「白味噌」を足し、
「豆豉」の粒をつぶしながら、さらに炒める。
ここで「焦がしめ」にして、「味噌」の香ばしい香りを出す。
ここが、「味噌」味のポイントかな?
ちなみに「豆豉」は大豆を、塩漬け、醗酵させた中華の調味料、
「味噌」の原型みたいな物。
で「鶏出汁」を投入。
出汁に使ったのは「鶏胸肉」、
油脂分も少なく、品の良い、クセの無い出汁が取れる。
ま、いわゆる「あっさり」した味。
出汁に使ったのは「鶏胸肉」、
油脂分も少なく、品の良い、クセの無い出汁が取れる。
ま、いわゆる「あっさり」した味。
この度は、先日「スペアリブ」を炊いた汁が少々あったので、
そいつも入れて見た。
多分、きちんと脂分を除けば、「あっさり」の中で「コク」を演出するはず。
投入後、「味噌」がなじむ程に軽く煮込んで、
スープの脂を丁寧にすくえば、完成。
「もやし」と、青味に有り合わせの「春菊」を炒めたのと、
さっきの「スペアリブ」を乗せた。
「豆豉」「八丁味噌」「白味噌」の合わせ味噌が大活躍。
「にんにく」「しょうが」が、「ラーメン」らしさを醸し出した。
まー、まずは成功と言うところ。
newport宮木英貴
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