2012年2月29日水曜日

2/28火曜 赤味噌ラーメン


すごく荒っぽい説明のし方だけど、
普通「米、麦」から作った味噌で、
熟成が短いのが「白味噌」、麹の影響がまだ強く「甘い」。
熟成が長いのが、「赤味噌」、コクが出てきて、塩分が強い。

で「赤味噌」を「豆」で作ったのが、「八丁味噌」。
「八丁味噌」は、また独特の味、「渋味」「エグ味」などが混在するが、
その辺にはまると、常習性がある。

北海道は、基本「白味噌」文化で、
子供の頃から「味噌汁」は「白」しか食べたことはなかった。
多分、「八丁味噌」の「真っ赤」な味噌汁を初めて食べたのは中学の修学旅行、
正直「なんだこりゃ!?」と思ったが、すんなり食べれたと記憶している。
その後も、何度か多分食べているのだろうけど、あまり印象には残っていない。

次の「八丁味噌」ショックは、30歳位の頃、
勉強のため、潜り込んでいた「和食屋さん」で、
メニューにあった「赤出汁」を、作らなきゃならなくなった。
で、初めて「八丁味噌」を意識した。

「好き」も「嫌い」もなく、覚えなきゃならなくなり、
これが、また、たった数度の味見ではまった。
味噌の「コク」「丸い塩分」「渋味、エグ味」。
複雑な味の割に、「あっさり」もしている。
失礼ながらその時は、「白味噌」が「子供」の味に思えた。

その後、事ある毎に食べているし使っている。
ちなみに「八丁味噌」を勉強しに、名古屋にも行ってきた。

今回の「賄い」は、その「八丁味噌」で「豚スペアリブ」を炊いた残り汁、
そいつを「スープ」に仕立てて、「ラーメン」にしてみた。
色こそ「黒い」が、塩分は控えめ、「コク」はあるけど、「あっさり」もしている。

巷に「赤味噌」仕立ての「ラーメン」はあるけど、そのほとんどは「米、麦」の「赤味噌」。
「豆」が原料の「八丁味噌」は、使うのには勇気が必要かも知れない。


ところで、全く話題が変わって、
ゆうべ、ひょんな事から料理の「星澤幸子先生」にお会いするチャンスがあった。

テレビに登場する「お料理の先生」は、多々いらっしゃるが、
その中でも「星澤先生」は、「ナンバーワン」位に好感を持って見ている。

なんと言っても、「料理」に対する「ザックり」感、
言葉は悪いが「好い加減」感が良い。
「ちょっと位間違えたって良いのよ!料理なんてそんなもの!」
と公言して憚らないのが良い。

実際に会ってお話させていただいたが、
テレビで見る、あの「気さくさ」、有る意味「懐の大きさ」はそのままだが、
それ以上に、人間の「エネルギッシュ」さは、半端じゃなかった。

「料理」とは言え、人前で何かを表現する人間は、ああしたものかもしれない。
勉強になりました。

「モダンタイムス」の太田さん、夕べはお騒がせしました。
この場を借りて、御礼申し上げます。
「ありがとうございます。」

newport宮木英貴


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