若干春めいて来たとて、まだまだ冬。
真冬に一度は、思い出した様に「冷やし中華」を食うのは年中行事。
ストーブを背中に、「アイスクリーム」を食うに同じ。
なんでも、韓国では
寒い時に「冷たい物」、暑い時に「熱い物」を食うそうな。
ま、うる覚えの「聞いた話」だから、真偽の程は定かではないが。
にしても、体に「カツ」を入れると言う意味では、解らぬものでもない。
食い物の「温度」は重要と思っている。
出来るなら、お客様に、
「グラタン」は、ソースが「プツプツ」いっているうちに出したいし、
「冷パスタ」なら、器に霜が付いているうちに持って行きたい。
昔の店の広さに比べて、今は少しだけ広くなった分、
そうもいかない状況になることもあって、いささか残念ではあるが、
鋭意努力はしている。特に嫁には頭が下がる。
基本、お客様に出す「料理」は、盛り付けが済んだ瞬間から「お客様」の物。
「お客様」のテーブルに置いた後、
「お客様」がそれをどうしようと、「お客様」の勝手。
眺めていようが、無視しようが、煙草の煙で燻煙しようが……………。
出来たら、かぶりついて頂きたい。
熱い物は「熱いうち」、冷たい物は「冷たい」うち。
まあ、「猫舌」とか、「冷たい物は頭に響く」と言う方もいらっしゃいましょうが。
「早く食え。」と口に出さない位には、
こっちも大人にはなったけど.......。
「熱い物を熱いうち」に食うのは好き。
かつて「ラーメン」を食うスピードには自信があった。
食い終わった後、口の中の天井に、「火傷の水膨れ」が出来る位が快感だった。
隣の、先に食べ始めている、麺を一本ずつ食っているヤワな兄ちゃんより、
早く席を立つのは常識と思っていた。
今は、「ラーメン」と言えども、嫁との大事な食事の時間である。
嫁のペースに合わせて、麺を一本ずつ食っている。
newport宮木英貴
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