2012年6月16日土曜日

6/15金曜 タケノコご飯


「タケノコ」の、厚い固い皮の下に隠れている、
薄い柔らかい「皮」が美味い。特に穂先の方はもっと美味い。
本当に「柔々」な所は、
「タケノコ」の造形美を、お客様に楽しんでもらうため、
もったいないけど、本体に残しておく。
が、その他は俺の物。
「ポン酢」かけたり、「マヨネーズ」かけたりして、軽く煮たりして、
自分の酒の当てになる。

今年は、存外に「タケノコ」の頂き物が多かったので、
「皮」も山盛り、食い切れない「ヤツ」を冷凍にしてみた。
先日、出してみたら、若干歯ざわりに変わりはあるものの、
味は良し、じゃあ炊き込みで「タケノコご飯」だって事になった。

こんな「本体」にくっついていて、売り物にしない部分を、
「我が家」では、「はしっこ物」と呼んでいる。
これは、自分で材料の下処理に手間をかけた「ご褒美」。
例えばこの「タケノコの皮」は、まさしく「それ」、
自分で、茹でなきゃついてこない「美味しいところ」だ。

「ウド」の皮のキンピラ、「大根の皮」もキンピラは美味い。
………………。
「鶏」なら、関節の軟骨、皮と、それに準ずるポンポチ
内臓系は、言うに及ばない。
「豚」の耳、鼻はコリコリして、歯を楽しませる。
ほっぺの肉は、今や「豚トロ」なんて言って、売り物になってまった。
「牛」ならテール、まーこれも高級品だけど、
「スジ」をトロトロに煮るのも良い。特に「アキレス腱」は良い。
「豚」「牛」の「タン」の根っこの部分の「脂」は絶品。

もう「魚」は、「はしっこ物」の宝庫。
手間さえかけりゃ、捨てるところは無い。
目ん玉、ほっぺ、口ビルのベロベロ、骨も美味い。
「イカ」は「ミミ」と「ゲソ」があれば、後はいらない。

「はしっこ物」は、もう、思いつかない位にある。
手前と、時間と、知識は必要だが。

newport宮木英貴



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