「タケノコ」の、厚い固い皮の下に隠れている、
薄い柔らかい「皮」が美味い。特に穂先の方はもっと美味い。
本当に「柔々」な所は、
「タケノコ」の造形美を、お客様に楽しんでもらうため、
もったいないけど、本体に残しておく。
が、その他は俺の物。
「ポン酢」かけたり、「マヨネーズ」かけたりして、軽く煮たりして、
自分の酒の当てになる。
今年は、存外に「タケノコ」の頂き物が多かったので、
「皮」も山盛り、食い切れない「ヤツ」を冷凍にしてみた。
先日、出してみたら、若干歯ざわりに変わりはあるものの、
味は良し、じゃあ炊き込みで「タケノコご飯」だって事になった。
こんな「本体」にくっついていて、売り物にしない部分を、
「我が家」では、「はしっこ物」と呼んでいる。
これは、自分で材料の下処理に手間をかけた「ご褒美」。
例えばこの「タケノコの皮」は、まさしく「それ」、
自分で、茹でなきゃついてこない「美味しいところ」だ。
「ウド」の皮のキンピラ、「大根の皮」もキンピラは美味い。
………………。
「鶏」なら、関節の軟骨、皮と、それに準ずるポンポチ
内臓系は、言うに及ばない。
「豚」の耳、鼻はコリコリして、歯を楽しませる。
ほっぺの肉は、今や「豚トロ」なんて言って、売り物になってまった。
「牛」ならテール、まーこれも高級品だけど、
「スジ」をトロトロに煮るのも良い。特に「アキレス腱」は良い。
「豚」「牛」の「タン」の根っこの部分の「脂」は絶品。
もう「魚」は、「はしっこ物」の宝庫。
手間さえかけりゃ、捨てるところは無い。
目ん玉、ほっぺ、口ビルのベロベロ、骨も美味い。
「イカ」は「ミミ」と「ゲソ」があれば、後はいらない。
「はしっこ物」は、もう、思いつかない位にある。
手前と、時間と、知識は必要だが。
newport宮木英貴
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