2012年6月1日金曜日

5/31木曜 カレー


「カレーライス」の「ライス」について。

「カレーライス」の「ライス」は、「ポロポロ」加減位が好ましい。
それぞれの「粒」の間に、「カレー」のソースが行き渡り、
「米」と「ソース」が「良く絡」んで、
「米」とのコンビネーションが生まれる気がする。

これに比べると、「モチっ」とした食べ応えの「米」は、
「カレー」には合わないと、個人的には思う。
何か「米」と「ソース」が、よそよそしい感じになる。

「当店」や「我が家」では、「雑穀」「麦」「玄米」を、
時に全部、時にそれぞれ、を「米」に混ぜて炊く。
普通に「ご飯」として、「香り」「味」「歯ざわり」が楽しめるが、
あまり「粘らない」感が、「カレー」にも合うので好きだ。
もっとも、「米」を「少し固め」に炊いても、同じ効果はある。
当然、これでもかまわない。
簡単に言うと、「固め」の「ご飯」が好きなだけなんだが。

まあ、これらはあくまで、「個人的」な思いで、
「米」は、日本人にとっちゃ「ソウルフード」だから、
それぞれが、「体の根っこ」から湧き上がる「何か」をお持ちなはず。
「いやぁ、米はモチモチだろ!」と主張する方もいて当然の事。
その「思い」を、否定するものじゃあありません。

ところで、「長粒米」いわゆる「タイ米」ってのがある。
かつて暮した南米の国では、
「付け合わせ」「炊き込みご飯」にも、この「長粒米」を使う。
もう、完全「パラパラ」で、スプーンじゃなきゃ食えない。
TVコマーシャルでも、「見て!今日もパラパラ!」とか言って、
「パラパラ」具合を強調する。

彼の地の中華レストランでは、「炒飯」も「長粒米」。
「味」「脂」が、一粒一粒にコーティングされているイメージ。
「一粒一粒」に味がある感じが好きだった。

この「長粒米」は、「カレー」にもバッチリ。
そもそも、特徴が「パラパラ」だから、
「一粒一粒」が「カレーソース」に良く絡む。
「水分」を含ませて「炊く」って作業の「利」を生かして、
何か下味を付けて、「カレー」に合わせるのも、大変良い。


もう、何年も前になるが、「米不足」なんて事があった。
輸出国でも、無理をして輸出したはずの「長粒米」「タイ米」を、
言うに事欠いて、「まずい」などと抜かす輩がいた事を思い出す。
捨てる奴までいたはずだ。なんて、失礼な。

「ご飯」と言えば、「ホクホク」「ふっくら」のイメージだけで言っていたんだろうな。
違う食い方を、すれば良いだけの事なんだが。
「米」は、日本人にとっちゃ「ソウルフード」だし、
そうは頭が回らないんだろう。

まあ、一つの国に、埋もれるだけ埋れていたら、そうなるか。

newport宮木英貴


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