2012年6月8日金曜日

6/7木曜 カリプソ チキン


時たま店を手伝ってくれる、NG姉妹ってのがいる。
彼女達は、もの凄くたくましい姉妹で、
「世界一周旅行」を二度もしている。
それも、女だてらに、トイレや風呂にも不自由な貧乏旅行だ。
「お湯」が出ない「シャワー」は当たり前。

余談だが、
その移動手段は、基本的には「世界一周周遊券」と言う航空券を使う。
これは「1年間有効」で、35万円程度。
「同じ空港には二度降りられない」「進行方向は東なら東、西なら西だけ」......etc.
等々、いくつかルールがあるが、
時間と体力と情熱があったらこんな面白い航空券はない。
と、「NG姉妹」だが、決して「No Good姉妹」じゃないので、念のため。

さて、
その二度目は、ついこの春先に帰って来た。
そのお土産が本日の「賄い」、「カリプソ チキン」。
「トリニダード・トバゴ」からのお土産、
「ミックススパイス」の態で、「チキン」を漬けといて焼いて食う。
何が「カリプソ」なのか良く分からないが、
スパイシーで「異国情緒」溢れる、日本にはありそうにもない味だ。

個人的に、知っている外国の数は少ないが、
思っているほど、ぶっ飛んだ物を食ってはいない。
ただ「食材」「味付け」「分量」「バランス」等々、
価値観がぶっ飛んでいる事が「まま、多々」ある。
強烈に「甘かった」り、「油っ濃かった」り、「米は野菜の内」だったり、
「昼飯をガッツり」食ったり、「肉しか食わない」とか................。

「郷に入っては郷に従え」。
海外での食事を楽しめるか、否か、の境目はそこにある。
せっかく海外にいるのに、日本での価値観を持ち込んだんじゃ意味がない。
健康面に問題を起こさない為に、
「薬」的に「日本的何か」を持ち込むのは「OK」としてもだ。

まあ、1~2週間程度過ごすなら、無理も利こうものだが、
数ヶ月、複数年となると「郷に従う」以外に方法はない。
特に、NG姉妹の様に「貧乏旅行」なら、現地の「安い」ものを食うしかない。
現地の「安い」ものってのは、現地の多くの人達が食っているものだ。
時に、それは「ぶっ飛び」まくっているはず。

海外旅行帰りの、多くの人が「食い物には閉口した。」と言う。
それを聞きつつ「何しに海外行ったのよ?」と内心思う。
まあ、それも「思い出の一つ」なんだろうが。

newport宮木英貴






0 件のコメント:

コメントを投稿