時たま店を手伝ってくれる、NG姉妹ってのがいる。
彼女達は、もの凄くたくましい姉妹で、
「世界一周旅行」を二度もしている。
それも、女だてらに、トイレや風呂にも不自由な貧乏旅行だ。
「お湯」が出ない「シャワー」は当たり前。
「お湯」が出ない「シャワー」は当たり前。
余談だが、
その移動手段は、基本的には「世界一周周遊券」と言う航空券を使う。
これは「1年間有効」で、35万円程度。
「同じ空港には二度降りられない」「進行方向は東なら東、西なら西だけ」......etc.
等々、いくつかルールがあるが、
時間と体力と情熱があったらこんな面白い航空券はない。
と、「NG姉妹」だが、決して「No Good姉妹」じゃないので、念のため。
さて、
その二度目は、ついこの春先に帰って来た。
そのお土産が本日の「賄い」、「カリプソ チキン」。
「トリニダード・トバゴ」からのお土産、
「ミックススパイス」の態で、「チキン」を漬けといて焼いて食う。
何が「カリプソ」なのか良く分からないが、
スパイシーで「異国情緒」溢れる、日本にはありそうにもない味だ。
個人的に、知っている外国の数は少ないが、
思っているほど、ぶっ飛んだ物を食ってはいない。
ただ「食材」「味付け」「分量」「バランス」等々、
価値観がぶっ飛んでいる事が「まま、多々」ある。
強烈に「甘かった」り、「油っ濃かった」り、「米は野菜の内」だったり、
「昼飯をガッツり」食ったり、「肉しか食わない」とか................。
「郷に入っては郷に従え」。
海外での食事を楽しめるか、否か、の境目はそこにある。
せっかく海外にいるのに、日本での価値観を持ち込んだんじゃ意味がない。
健康面に問題を起こさない為に、
「薬」的に「日本的何か」を持ち込むのは「OK」としてもだ。
まあ、1~2週間程度過ごすなら、無理も利こうものだが、
数ヶ月、複数年となると「郷に従う」以外に方法はない。
特に、NG姉妹の様に「貧乏旅行」なら、現地の「安い」ものを食うしかない。
現地の「安い」ものってのは、現地の多くの人達が食っているものだ。
時に、それは「ぶっ飛び」まくっているはず。
海外旅行帰りの、多くの人が「食い物には閉口した。」と言う。
それを聞きつつ「何しに海外行ったのよ?」と内心思う。
まあ、それも「思い出の一つ」なんだろうが。
newport宮木英貴
0 件のコメント:
コメントを投稿